戦車の履帯

先週開催した「戦車模型を基礎から始めよう!」で作り始めたタミヤ 1/35 JS-2 。
キットには2種類の履帯(キャタピラ)が入っています。

画像左下「ベルト式」と右側「部分接着式」です。
左上は別売りの「可動式」です。

「ベルト式」は古くからのキットに入っていることが多いもので、くるっと巻いて輪っかにする方式です。接着して止めたり、ピンを「焼き止め(熱したマイナスドライバーで溶かして止めるもの)」したりします。
「部分接着式」は、1枚〜数枚セットに分割されたものを接着していく方式です。JS−2には履帯の上部の「たるみ」を再現できるようなジグ(波板状のパーツ)が付属しています。

 

「ベルト式」は簡単ですが、そのままでは「たるみ」が出ません(加工が必要です。)。再現度も少し甘いように思います。
「部分接着式」は部品の精度、「たるみ」の再現などに強い一方、組み立てには慣れが必要だと感じます。私の場合、説明書通りに組もうとしても一枚余ることがあったり、接着剤の量が足りず部品がばらけてきたりと微妙な調整ができていないようです。

今回は「可動式」というものを初めて使ってみました。
Master Club というメーカーのものです。一枚ごとのパーツと左右のピン(左右で異なります)が入っています。
一枚ごとのパーツに0.6mmの穴を4つ開け左右のピンを差していきます。
そうすると本物のように一枚ごとに可動する履帯となり「たるみ」もきれいに表現できます。
根気が必要な作業になりますが、組み上がると「おー!」とリアルな仕上がりを実感できます。
キットによっては、履帯の方が金額的に高くなる場合があります。

(戦車に限らず、別売りのパーツの方が高額であることはよくありますね。)

この投資に見合う塗装〜ウェザリング(汚し塗装)を施したいと思います。

8/28(日)「戦車模型を基礎から始めよう!第二回」の開催です。

上記のとおり「基本塗装〜ウェザリング編」へ進んでいきます。
第二回からの参加も可能ですので、よろしくお願いいたします!