フィギュア造形講座

10月2日に「フィギュア造形講座」を開催しました。

 

講師は、REVOLVER TADASHI 氏にお願いしました。

参加された方は経験のある方、はじめての方が半数ずつぐらいでした。

まずは「材料(素材)」について説明をいただきました。

ポイントは「自分にあったものを使うこと!ネットなどの情報が自分に合うとは限らない。」。

 

画像 上から「石粉粘土(ニューファンド)」・「エポキシパテ(タミヤ・エポキシ造形パテ」・「造形用オーブンクレイ(Mr.スカルプトクレイ)」

 

○石粉粘土 外気に触れて置いておくと乾燥し硬化する粘土。
ドライヤーの熱で硬化を促進。

○エポキシパテ 粘土状の2剤を混ぜ合わせると硬化が始まるパテ。(画像の製品は1〜2時間で固まりはじめ約6時間で完全硬化します。)
混ぜてすぐは柔らかすぎるので30分ほど放置してからの方が作業がしやすいとのことです。

オーブン(当店設置のものはオーブントースター)の予熱で硬化を促進。

 

○造形用オーブンクレイ 造形後、オーブンなどで加熱すると硬化する樹脂粘土。

(調理で使うものとは別に造形専用を準備したほうが良いようです。)

そして「ポリエステルパテ(ウェーブ モリモリ)」

 

主剤に硬化剤を混ぜると硬化する。

(画像の製品は6〜10分で硬化がはじまり25〜40分で研磨ができる状態に。)

「盛っては削る」を繰り返して造形するスタイル。
削りカスの発生、ニオイが出る、細部を加工中に欠けることがあるなどの注意点があります。

次にフィギュアの「芯」について。

アルミの針金、アルミホイルなどが一般的なようです。
「複製」するための原型である場合には、分割する際に苦労することがあるらしく、造形素材と同一である方がいいとのこと。
(棒状の「芯」を何本か(太さも各種)作っておくとよい)

参加の方のとちゅうの状態です。

資料を見ながらの作業です。

ダンボール箱にドライヤーの先が入る穴を開けたものに入れて硬化促進。

ダンボール箱の中はこのように。

 

10分〜20分程度ドライヤーを付けておきます。

内部まで乾燥を早めるために千枚通しなどでプツプツと穴を。

エポキシパテで大まかな形を作った後、オーブントースターの熱で硬化促進。

ポーズの修正を先生の直接指導で。

「Sのラインを入れる(平面をS字に動かす)とフィギュアに見える!」

「人間の骨格・筋肉の付き方、男女の差を意識する!」

「裸の状態を造形した後、少しシワなどを付加すれば着衣しているようになる。」

 

など多くの指導をいただきました。

素材がみるみるうちに形あるものへ変化していくことに感動しました。

はじめての方には基礎からの指導、経験者の方は苦手な部分への対応、悩み事解決など、たいへん有意義な時間であったと思います。

イベントの告知からあっという間に満席となった講座でした。
第二回も開催へ向けて企画いたします。
よろしくお願いいたします。